FDD-DRIVE SWAPPER
お知らせ
日付 | 内容 |
2019/03/12 | X68000 横置型(PROシリーズ)用 FDD-DRIVE SWAPPERをご購入の皆様へ ご購入頂いて有難うございます。 — FDSセットアップ時に、FDDから起動ができない現象の報告がありました — X68000 PROシリーズ用のFDS基板となりますが、説明書通りに接続しても内蔵FDD、拡張FDDともに認識されず、X68000が起動しない(白帯も出ない)現象の報告を頂いております。 問題なく動作するX68000 PROもあるということで、「個体差」と思われますが、現在動作している方も、動作していない方も、下記を一読頂き、該当する対処を行って頂けると幸いです。 今後、製作する分は、すべて下記と同様の対処を行います。 ※分からないこと等ありましたら、ご連絡頂ければ対応致します。 <上記現象が出て動作しない方> 誠に申し訳ないのですが、写真にあるようにFDS基板と内蔵FDDをケーブルの34番ピン(写真では一番左側)の1本を切断して下さい。 切断は、2か所に切り込みを入れて引きはがすと確実です。 (切り込みだけだと、接触することがあるので不十分です) <問題なく動作している方> 特に何も対策は必要ありませんが、 <上記現象が出て動作しない方>と同じように、34番ピンを切断することをお勧め致します。 この対策は、「FDS基板経由で拡張FDDへのアクセス時に、不要に内蔵FDDのアクセスLEDが赤点灯することがなくなる」という改善にもなるので。 <今後購入される方> 写真にあるケーブルの該当箇所に、切込みが有るか無いかで「対処済み」かどうかを判断できます。 (写真) <最後に> 原因究明や対策方法など、GIMONS(@kugimoto0715)さんにとても助けて頂きました。 貴重な時間を割いて頂き、本当にありがとうございました。 |
2019/02/09 | セット内容のフラットケーブルは、入手状況により変わりますので、ご理解頂いた上で検討お願い致します。スペックの違いはほとんどありませんが、見た目(色)に違いがあります。 |
動画
1. はじめに
FDD-DRIVE SWAPPER(以下FDSと呼ぶ)は、レトロPCの起動ドライブを、内蔵FDDと拡張FDDのどちらにするかを切替えることが出来るようにする基板です。
本基板の34pinコネクタに接続したFDX68やHxCなどのFDDエミュレータを使用してバックアップイメージから起動したり、内蔵FDDに挿入したフロッピーディスクから起動したりすることが出来ます。起動ドライブの切り替えは、本基板(FDS)のトグルスイッチで簡単に出来ます。
さらに機能をプラスしたFDD-DRIVE SWAPPER+(FDS+)も用意しています。
こちらは、FDSの機能に加えて、モード切り替えスイッチでコントローラーモードに切り替えると、FDX68と内蔵ドライブが直結した状態となり、FDX68の機能により、内蔵FDDに挿入したフロッピーティスクをバックアップしたり、リストアしたりすることが出来ます。
2,3年前、所有していたレトロPCと数本のゲームを楽しむ生活を送っていたのですが、5インチFDのメディアと、フロッピーディスクドライブ共に、いずれ使用できなくなるという危機感を持っていました。
そんな時、HxCの存在を知り、飛びつきましたが、X68000のオートイジェクト、メディア挿入には対応していないため、限定的な使用に留まっていました。
そして、X68000のオートイジェクト、メディア挿入に対応しているFDX68と出会って、所有PCでの動作を確認しているうちに、全てのレトロPCについて、内蔵FDDとFDDエミュレータの共存を考えるようになり、FDSの製作に至りました。
ツイッター上で、多くのヒントを頂いたり、皆様の反応や、助言を参考にさせて頂いたりと、いっぱい助けて頂き、とても感謝しております。ありがとうございました。
自己満足な基板ではありますが、皆様のレトロPCライフに少しでも貢献できればと思い、BOOTHにて頒布を行っています。
- 製造ロットによっては、使用している部品「34芯フラットケーブル」の材質や見た目に違いがあります。ご理解頂いた上で、ご購入の検討をお願い致します。
2. 特徴・用途
以下のような特徴があります。
- 起動ドライブを、内蔵FDDと拡張FDD(FDDエミュレータ等)で切替え可能
- PCケースを閉じた状態にできるため、見た目がスッキリ、場所も取らない
- 拡張FDDとの接続を、34pinFDDコネクタ化。(ケーブルの調達、製作が容易)
- HxCなどX68000独自のオートイジェクト、ディスク挿入に対応していないFDDエミュレータを使用する場合でも、内蔵FDDの機構を利用して、オートイジェクトとディスク挿入を間接的に扱うことが可能
- FDX68のコントローラーモードに対応。(FDS+のみ)
次のような用途で使用するのに便利です。
- 普段は内蔵FDDから起動して、たまに拡張FDD(エミュレータなど)からも起動したい。または、その逆
- 同時に4ドライブ使いたい
3. 頒布
BOOTHにて頒布しています。下記バナーよりBOOTHページに行けます。
4. お願い
本基板は、素人が、あくまで自己満足、個人の趣味として製作したものであるため、使用は自己責任でお願い致します。
また、動作確認が取れていない機種もたくさんあるため、適合機種かどうかを確認(「7確認が取れている機種」参照)してからの購入をお願いします。基板の寸法図も載せていますので参考にして下さい。
5. 関連
私の知っている範囲では、接続する拡張FDDには、次のようなものがあります。
FDX68(GIMONSさん製作のFDDエミュレータ)
HxC(海外製FDDエミュレータ)
GOTEK(海外製FDDエミュレータ)
外付けFDDドライブ(いろいろなメーカーやタイプがあります)
6. 基板の種類(タイプ)
No. | PCB.No | 対応機種 | 頒布状況 |
1 | MC01-◻◻◻◻A | 試作版 | 頒布しません |
2 | MC01-◻◻◻◻B | X68000 初代 | 2019/08 製作中 |
3 | MC01-◻◻◻◻C (X68000タワー型) |
X68000 ACE(CZ-601C)
X68000 ACE HD(CZ-611C) X68000 EXPERT(CZ-602C) X68000 EXPERT HD(CZ-612C) X68000 EXPERT II(CZ-603C) X68000 EXPERT II-HD(CZ-613C) X68000 SUPER-HD(CZ-623C) X68000 SUPER(CZ-604C) X68000 XVI(CZ-634C) X68000 XVI-HD(CZ-644C) |
2018/11~ 頒布中 |
4 | MC01-◻◻◻◻D (X68000横置型) |
X68000 PRO(CZ-652C)
X68000 PRO-HD(CZ-662C) X68000 PRO II(CZ-653C) X68000 PRO II-HD(CZ-663C) |
2018/11~ 頒布中 |
5 | MC01-◻◻◻◻E | X68030(CZ-500C)
X68030-HD(CZ-510C) |
2018/11~ 頒布中 |
6 | MC01-◻◻◻◻F | X68000/X68030 Compact | 2019/08 製作中 |
7 | MC03-◻◻◻◻A |
X1シリーズ X1G model30(CZ-822CB) |
2019/05~ 頒布中 |
8 | MC03-◻◻◻◻B | X1シリーズ(FDX68コントローラーモード対応)
X1F model20(CZ-812CE) |
2019/05~ 頒布中 |
9 | MC04-◻◻◻◻A | PC-8800シリーズ(FDX68コントローラーモード対応)
PC-8801mkⅡSR |
2019/07~ 頒布中 |
10 | MC04-◻◻◻◻B | PC-8800シリーズ
PC-8801mkⅡSR |
2019/08 製作中 |
11 | MC04-◻◻◻◻C | PC-88VAシリーズ | 頒布未定 |
12 | MC04-◻◻◻◻D | PC-88VAシリーズ(FDX68コントローラーモード対応) | 2019/08 製作中 |
13 | MC05-◻◻◻◻A | FM77AV40SX | 頒布未定 |
14 | MC06-◻◻◻◻A | PC-98 | 頒布未定 |
15 | MC07-◻◻◻◻A | MSX | 頒布未定 |
16 | MC08-◻◻◻◻A | FM TOWNS | 頒布未定 |
7. 基板説明
頒布している基板に付属している「簡易説明書(Starter Guide)」をもって基板説明とします。
7.1. MC01-□□□□C(X68000タワー型)
X68000 ACE/ACE HD/EXPERT/EXPERT HD/EXPERT II/EXPERT II-HD/SUPER-HD/SUPER/XVI/XVI-HDを対象とした基板です。(初代やCompactは対象外)
FDS_X68000TowerType_Starter Guide_1.05
7.2. MC01-□□□□D(X68000横置型)
X68000 PRO/PRO-HD/PRO II/PRO II-HDを対象とした基板です。
FDS_X68000PROSeries_Starter Guide_1.04
7.3. MC01-□□□□E(X68030用)
X68030を対象とした基板です。
8. 確認が取れている機種
X68000 ACE
X68000 SUPER
X68000 PRO/PRO HD
X68000 XVI/XVI-HD
X68030
以下の機種についても動作報告頂いています。
X68000 EXPERT II